「ファクタリングによる資金調達のメリット・デメリットを徹底解説!」

自社の売掛債権を早期回収することができる「ファクタリング」は、国も推奨している資金調達の方法です。

 

そのため今では多くのファクリング会社が存在していて、売掛金を早期回収することによって事業を円滑に進めることができます。

 

そこでこちらでは、ファクタリングによる資金調達のメリット・デメリットを洗い出していきます。

 

■ファクタリングのメリットとは?

 

まずはファクタリングのメリットを見ていきましょう。ファクタリングを実行することで、中小企業や個人事業主などでは様々なメリットがあります。

 

・即日の資金調達ができる!

 

ファクタリングの最大のメリットは「即日の資金調達が可能」ということです。

 

事業資金などは急に必要になるケースもあり、その時には売掛債権を売却するファクタリングであれば即日の資金調達ができて、急な取引先への入金やさまざま経費の支払いなどにも対応することができます。

 

銀行融資などでは即日の資金調達をすることは難しくなってしまいますが、売掛債権を売却するファクタリングであればその日のうちに審査が完了して入金してもらうことが可能です。

 

・融資ではないので審査が甘い!

 

ファクタリングは売掛債権をファクタリング会社に売却する資金調達の方法なので、銀行融資などの借入ではありません。

 

そのため審査基準も銀行融資と比較してもとても甘く、簡単に審査を通すことができます。また、先ほど紹介した即日の資金調達が可能な訳も、審査基準が甘いということが大きな理由の一つとして挙げられます。

 

ファクタリングの審査基準が甘いのは、売掛債権の存在が確実にあると分かればほぼ審査が通るからであって、利用会社の経営状況などは特に審査されることがないからです。

 

・経営状況が悪くても審査が通る!

 

ファクリングの審査対象は利用会社ではなく、「売掛金先」と「売掛債権」の信用性が主に見られます。銀行融資の審査対象は融資先企業となりますが、ファクリングの審査対象は一般の融資審査などとは異なっています。

 

そのため、仮にファクリングの利用会社がどんなに赤字決済であっても、売掛債権の存在がしっかりと分かればファクリングの審査は通ることになります。

 

・借入ではないので負債が増えない!

 

銀行融資やビジネスローンなどのデットファイナンスでの資金調達では、負債の方が増えてしまうため企業の信用情報といったものがやや落ちて見えてしまいます。

 

一方、ファクリングの場合には売掛債権という資産を売却するアセットファイナンスによる方法なので負債が増えることがありません。アセットファイナンスでは企業の帳簿の“オフバランス化”を図ることができるため、ファクタリングによる資産の売却をすることによってバランスシートを改善することもできます。

 

・個人事業主でも利用することができる!

 

ファクタリングによる資金調達は、個人事業主でも利用することができます。

 

そのため、売掛債権を保有している個人事業主であればファクタリングをすることによって早期の現金化が可能となります。また、銀行融資などでは個人事業主の場合には審査が厳しくなってしまいますが、ファクリングであれば簡単に審査が通るので、審査の面でも個人事業主には大きなメリットになります。

 

ただし、取引先が個人や個人事業主の場合では、一般的にファクリングを利用することはできません。

 

・担保や保証人などが必要ない!

 

担保や保証人などが必要ないということもファクリングのメリットに挙げられます。

 

特に個人事業主の場合には担保や保証人などを用意することが出来ないことも多く、その場合にはファクタリングによる資金調達が有効的となってきます。

 

ファクリングは売掛債権を売却する資金調達になるので、土地や建物といった担保や連帯保証になってくれる保証人なども必要としません。

 

■ファクタリングのデメリットとは?

 

ファクタリングによる資金調達のメリットは様々あることが分かりましたが、その一方でデメリットはどのようなものがあるのでしょうか?

 

続いて、ファクタリングによる資金調達のデメリットを見ていきましょう。

 

・「2社間ファクタリング」では手数料が高くなってしまう

 

ファクタリングには「2社間ファクタリング」と「3社間ファクタリング」という2つの取引形態があります。

 

一般的にファクタリングをする場合には利用会社とファクリング会社による2社間ファクタリングを行うことになりますが、その場合には手数料が3社間ファクタリングよりも高くなってしまいます。

 

3社間ファクタリングの手数料の相場は1~5%となっていますが、2社間ファクタリングでは10~30%という相場となっています。

 

2社間ファクタリングの手数料が高くなってしまうのは、3社間ファクタリングの場合には売掛金先に対してファクタリングを実行する通知や承諾を得られるためであって、ファクタリング会社としてもリスクがとても低いからです。

 

・「3社間ファクタリング」では取引先に知られてしまう

 

3社間ファクタリングでは手数料が低くなっていますが、ファクタリングを実行することを伝える「債権譲渡通知書」というものを取引先に送付して承諾を得る必要があります。そのため3社間ファクタリングの場合では、取引先に売掛債権を売却することが知られてしまうことになります

 

親身にしている取引先の売掛債権を売却することはあまり日本のビジネス風土には適していないため、一般的にファクタリングでは2社間ファクタリングをする企業の方が多くなっています。

 

また、3社間ファクタリングの場合には取引先を交えての審査になってしまうので、2社間ファクタリングよりも時間が掛かり即日の資金調達にも向いていません。

 

・売掛債権の額面以上の資金調達ができない

 

銀行融資やビジネスローンであれば借入限度額を自由に設定することができますが、ファクリングの場合には売掛債権の額面以上の資金調達をすることができません。

 

そのため、まとまった資金を必要とする場合にはファクタリングは向いていなく、あくまでも売掛債権の早期回収の手段となってしまいます。

 

また、10~20万円といった少額の売掛債権の場合にはファクタリングをすることができないことが多く、多くのファクタリング会社が30万円くらいが最低利用金額として設定している所が見受けられます。

 

・手数料が高いファクリング会社では大きく目減りしてしまう

 

2社間ファクタリングでは手数料の負担が大きなデメリットになってしまうため、手数料が高いファクタリング会社を利用してしまうと売掛金が大きく目減りしてしまいます。

 

売掛金が大きく目減りしないためにもファクタリングを実行する場合には、出来るだけ手数料が低いファクタリング会社を選ぶ必要があります。

 

ファクタリング会社では売掛債権の額面や売掛金先の業種だけで簡単な査定をしてくれるところもあるので、いくつかのファクタリング会社に査定してもらうことで目減り分を低く抑えることができます。

 

■ファクタリングのメリット・デメリットのまとめ

 

ファクタリングにはいくつかのデメリットがありますが、銀行融資などでは即日の資金調達ができないことも多く、急な事業資金の入用にはファクタリングがオススメです。

 

ビジネスローンなどでも即日の資金調達が可能かもしれませんが、金利が発生してしまい負債も増えてしまいます。

 

そのため、売掛債権があるのであればビジネスローンなどではなく、ファクタリングによる資金調達の方が負債も増えることなく即日の資金調達も可能となります。